再生エネビジネスがよ~くわかる本
今村雅人箸秀和システム
「地球温暖化騒動」はいまだに続いているようですが、有名な「不都合な真実」という映画の<不都合な真実>がこれからも明らかになるでしょう。そもそも、マスコミが騒ぎ立てる事柄の多くは、捏造やでまかせですが、この件もその中の一つと言えます。
だいたい、人類の文明は氷河期が終わって温暖化が始まったからこそ生まれたのであり、温暖化せずに氷河期のままであったならば、いまだに洞窟で暮らしていたでしょう。そのような地球の雄大な自然環境の変化を、ちっぽけな人類の排出する二酸化炭素の排出量をコントロールすることで制御できるなどと考えることが<神をも恐れぬ傲慢な態度>です。
むしろ次の氷河期が来たら、人類の文明に壊滅的な打撃を与えることこそ、心配するべきでしょう。
そうはいっても、東京を北京のような「毒ガスシティ」にするわけにはいきません。人々が快適に暮らす上で、再生可能エネルギーの活用やクリーンエネルギーの導入は極めて重要です。
本書では、再生可能エネルギーについて、非常に要領よくまとめています。また、コストから考えて、<風力発電が大本命である>との見解にも賛成します。実際、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの傘下企業でも風力発電に対して多くの投資をしています。
<文責:大原浩>
参考書籍等紹介
ドイツの(失敗に)学べ!
ドイツの(失敗に)学べ! 川口マーン恵美 WAC 世界で「人権・環境全体主義」が猛威を振るっている。要するに、人権や環境を錦の御旗に、独善的なイデオロギーと強圧的な政治で、国民の自由な活動を抑圧しようとする勢力で .....
『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』、映画ディア・ファミリー原作
清武英利著、文春文庫 事実を基にした「ノンフィクション」である。 語り口は淡々としている。取り立てて激しい感情表現があるわけでは無い。 だが、登場人物たちの心の奥底から湧き上がってくる感情が、圧倒的な力で迫っ .....
「黄金の馬」 パナマ地峡鉄道 ー大西洋と太平洋を結んだ男たちの物語ー
ファン=ダヴィ・モルガン著、中川 普訳、三冬社 本作品は、子供の頃夢中になって読んだロバート・L. スティーヴンソンの「宝島」を思い起こさせるところがある。子供向けの簡略版であっ .....
確率とデタラメの世界 偶然の数学はどのように進化したか
デボラ・J・ベネット白揚社
「杞憂」という言葉があります。 中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事から生まれました。心配する必要のないことをあれこれ心配することを意味しますが、「天が崩れ落ちてくる確率」 .....