教育ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本
川上清市秀和システム
新聞などで報道される教育業界の現状をそれなりに要領よくまとめています。ただ、特別な視点や展望はありません。
明治時代(寺子屋)からあまり進化していなかった教育分野でも、ネット・ITが浸透しつつあり、大変革が起きつつあるのをひしひしと感じます。
ECが急速に浸透したことで、(特に米国の)小売業界<実店舗>は大きな打撃を受けていますが、教育業界でも、ネット授業が浸透すれば、小売店に相当する学校・塾・予備校の存在意義が問われます。
ただ、一方で意外だったのは、「そろばん教室」や「書道教室」がいまだにそれなりの売り上げを維持していることです。私も小学校のときに両方通わされた記憶がありますが、両親の目的は、落ち着きが無い私を「矯正」することにあったようです・・・
現在民間ビジネスとしての教育産業は2兆円ほどしかありませんが、いわゆる公教育の非効率な部分が民営化されれば、発展の余地はまだまだあると思います。
<文責:大原浩>
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