ヤバい経営学

フリーク・ヴァ―ムュ―レン東洋経済新報社

  ウォーレン・バフェットは偉大な投資家として有名ですが、経営者としても偉大だからこそ、一代で米国を代表する企業であるバークシャー・ハサウェイを築き上げ得ることができました。 バフェット流とは、「素晴らしい会社 .....

超ヤバい経済学

スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー東洋経済新報社

前作も充実した内容でしたが、本作も前作同様あるいはそれ以上に充実した内容です。 豊富な学術データで「あっ」という結論に導く手腕は健在です。 と、言うよりも、普段我々がメディアなどのプロパガンダに毒されて、どれほど嘘やでた .....

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る

スティーブ・ケースハーパーコリンズ・ノンフィクション

大学生のときに、アルビン・トフラーの「第三の波」を読んだ時の衝撃は今でもはっきり覚えていますが、私と同世代である本書の著者も同様のようです。 私が過去「代表取締役平社員」(あいであ・らいふ)などの著書で、第4次産業(知識 .....

教育ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本

川上清市秀和システム

  新聞などで報道される教育業界の現状をそれなりに要領よくまとめています。ただ、特別な視点や展望はありません。 明治時代(寺子屋)からあまり進化していなかった教育分野でも、ネット・ITが浸透しつつあり、大変革が .....

物流がよ~くわかる本

木村徹秀和システム

<1冊目に読みたいわかりやすい入門書>と表紙に書かれていますが、看板に偽りはありません。業界の門外漢が最初に読む本としては非常に良い出来です。 日本の製造業が高度かつ優秀であることを表現するキーワードの一つに、トヨタの「 .....

再生エネビジネスがよ~くわかる本

今村雅人箸秀和システム

「地球温暖化騒動」はいまだに続いているようですが、有名な「不都合な真実」という映画の<不都合な真実>がこれからも明らかになるでしょう。そもそも、マスコミが騒ぎ立てる事柄の多くは、捏造やでまかせですが、この件もその中の一つ .....

最高の戦略教科書 孫子

守屋敦箸日本経済出版社

  「孫子」の兵法を「バトルロイヤル」のためのものであると指摘していますが、その通りです。サッカーや野球のようにAチーム対Bチームという整然とした戦いを想定しているのではありません。また、ルールに則った戦いでは .....

ヤバすぎる経済学

スティーヴン・D ・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナ―東洋経済

シリーズものの常として、後の作品ほどつまらなくなるという法則はここでも働きました・・・ただ、ブログをまとめただけの本としてはかなり読み応えがあると思います。 前半はちょっとだるい感じですが、後半に行くほど本領発揮という感 .....

研究論文:「国富論」と「道徳感情論」に還る【経済学ルネサンス】<第3回>(全3回)

研究論文: 「国富論」と「道徳感情論」に還る【経済学ルネサンス】<第3回>(全3回)     <人間の持つ多種多様な感情と社会・経済> さて、次に「道徳感情論」について述べる。 現在では、アダム・スミ .....

研究論文:「国富論」と「道徳感情論」に還る【経済学ルネサンス】<第2回>(全3回)

研究論文: 「国富論」と「道徳感情論」に還る【経済学ルネサンス】<第2回>(全3回)   <【現実】を相手にした「経済学」の本格的始動> 物理学と呼ぶべきものがギリシャ時代・ローマ時代に無かったわけではない。し .....

研究論文:「国富論」と「道徳感情論」に還る【経済学ルネサンス】<第1回>(全3回)

研究論文: 「国富論」と「道徳感情論」に還る【経済学ルネサンス】<第1回>(全3回)   序文: <アダムス・スミス以降の経済学暗黒時代> アダム・スミスの著作が現代社会に与えた影響は極めて大きく、その後の多く .....

0ベース思考

スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナ―ダイヤモンド社

私のこれまで読んだ、「二人のスティーヴン」の著書の中では、最高です。 私もフリークなので、野球やサッカーなどの一般的スポーツには全く興味が無く、せいぜい自転車競走(ツールド・フランス)を観るくらいです。しかし、私も彼らも .....

図解入門 よくわかる最新 発電・送電の基本と仕組み 電気事業の新常識「第3版」

木舟辰平箸秀和システム

歴史を区分するときに、石器時代、青銅器時代、鉄器時代などと呼ぶことがあります。その区分法に従えば、現在は間違いなく「電気時代」です。街灯にガスが使われていたのはそれほど昔ではありません。日常的に電気が使用されるようになっ .....

とことんやさしい 人工知能の本

辻井潤一監修日刊工業新聞社

見開きで66の項目が解説されています。「とことんやさしい」かどうかはわかりませんが、かなり専門的な内容を、非常に要領よくまとめてあります。 冒頭で、「論理学」「哲学」的な内容が出てきたり、<ユークリッドの互除法>が出てき .....

図解雑学 よくわかる脳の仕組み

福永篤志監修ナツメ社

  AI(人工知能)やエキスパートシステムのことを勉強し出すと、「やはりモデルとなっている人間の脳についてもう一度勉強しなおすべきだ」という思いに駆られ、読んでみました・・・ 2006年の発刊ですから、発達著し .....

バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第3回 ナンバーワン企業の人事制度=「終身雇用の実力主義」

終身雇用と年功序列はセットでは無い  私がいつも奇妙に感じるのは、マスコミを中心とする多くの人々が終身雇用と年功序列をセットで語り、まるで分かちがたく結びついていて切り離すことが出来ないもののように扱うことです。そんなこ .....

バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第2回 ナンバーワン企業には多くの共通項がある

子犬に老犬のトリックを教えることはできない  「子犬に老犬のトリックを教えることはできない」というのはバフェットの口癖です。彼が率いるバークシャー・ハサウェイに定年が無い(これまでの最高齢の現役は104歳)のも、ビジネス .....

ジェフ・べゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者

ブラッド・ストーン日経BP社

  ビル・ゲイツやスティーブン・ジョブズをはじめとする起業家(ITに限らず・・・)は概ね、「ゲスの極み乙女」ならぬ「ゲスの極みおっさん」の場合が多いのですが、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスの場合も期待通り(ある .....

バフェットの投資戦略と企業経営

ロバート・P・マイルズ東洋経済新報社

バフェットファンによる、バフェットとバークシャーに関する解説書です。ファンといっても、並々ならぬファンで、しかもバフェットとバークシャーの本質をよく理解している人物(マスコミや世の中の多くの評論家はバフェットをよく理解し .....

IoTの衝撃 <Harvarad Business Review>

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部ダイヤモンド社

AOL共同創業者のスティーブ・ケース著「ザ・サード・ウェーブ」では、<第3の波>がやってきつつあることを強調していましたが、私も同感です。 1950年ごろからの(汎用)コンピュータの普及が第1の波、1990年代からのパー .....