参考書籍等紹介

銃・病原菌・鉄(上) 1万3000年にわたる人類史の謎

ジャレット・ダイヤモンド草思社

古代、チグリス・ユーフラテス川の流域で文明が興ったのは偶然か?必然か?あるいは、大航海時代以降、欧米が繁栄し、アジアやアフリカなどの人々を植民地化し蹂躙したのは偶然か?必然か?   本書では、欧米人が現在の世界 .....

二宮金次郎とは何だったのか 臣民の手本から民主主義者へ

小澤祥司 西日本出版社

二宮金次郎の虚像 今、二宮といえば、嵐(ジャニーズ)の二宮和也氏をさすのであろうが、二宮金次郎もたぶん日本人なら誰でも知っている有名人である。   ただ、「いったい何をやった人なのか?」ということについて、明確 .....

ニュートン 2019年 4月号「統計と確率」

  投資の神様ウォーレン・バフェットは、「投資をするのに高等数学が必要なら、私はいまだに新聞配達をしていただろう」というジョークをとばしている。   実際、私の35年以上におよぶ投資人生(バフェットの .....

隷従への道

フリードリヒ・ハイエク日経BP社

  ファシズムと共産主義と絶対王政   アドルフ・ヒットラーが社会主義(共産主義)者であったことは、あまり注目されませんが、彼が率いたナチスの正式名称は国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)であり、 .....

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす

佐藤健太郎新潮選書

    人間も脳も電気仕掛けでは無い 正直申し上げれば、私も亀の甲羅と呼ばれる化学式にはアレルギーがある。   また、マスコミで騒がれる新技術は、概ねITかバイオテクノロジーであって、化学研 .....

ケインズ もっとも偉大な経済学者の激動の生涯

ピーター・クラーク中央経済社

君子豹変 ケインズが経済学の歴史に偉大な足跡を残したことを否定する人はほとんどいないだろう。しかし、その評価はまるでジェットコースターのようにアップダウンを繰り返してきた。   また、アダム・スミス、フリードリ .....

モサド・ファイル

マイケル・バー=ゾウハ―&二シム・ミシャル早川書房

  第2次冷戦の中核、諜報戦争 米中貿易戦争から始まった「第2次冷戦」が本格化している。第1次冷戦でもそうであったが、「ホット・ウォー」(実際に戦火を交える戦争)ではなく、その一歩手前の「コールド・ウォー」では .....

フリードリヒ・ハイエク

ラニー・エーベンシュタイン春秋社

    フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエクは、1974年にノーベル経済学賞を受賞したオーストリア学派の重要人物です。1976年に同賞を受賞したシカゴ学派のミルトン・フリードマンとともに、共産主 .....

トコトンやさしいロボットの本

日本ロボット工業会 監修日刊工業新聞社

誰も3K労働を好んでやらない 現在人手不足が騒がれている。いわゆる外国人労働者に関して、受け入れ拡大政策を行う方向である。 確かに、介護、建設・工事などの分野で「人手」が足りないのは事実である。しかし、それは単純に「厳し .....

大国の興亡<下巻> 1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争

ポール・ケネディ草思社

平和主義がナチスの台頭を招いた 第一次世界大戦以降、本書が執筆された1980年代後半までの「大国の興亡」が詳細に述べられている。 日本は第一次世界大戦の戦勝国であり、自国が戦場になることは無かったので、その悲惨さについて .....

大国の興亡<上巻> 1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争

ポール・ケネディ 草思社

法皇様に支配された暗黒時代からの脱出 <上巻>だけを読んだ段階でも、500年におよぶ(上巻では第1次世界大戦のあたりまで)欧州史の壮大な歴史絵巻には圧倒される。 およそ1000年の間のキリスト教(カトリック)支配のもと、 .....

EU崩壊 秩序ある脱=世界化への道

ジャック・サピール藤原書店

タイトルは「EU崩壊」だが、内容的にはサブ・タイトルの「秩序ある脱=世界化への道」がメインである。 EUも、グローバリズム(世界化)から欧州を守る存在では無く、むしろグローバリズムを推進する組織であり、それゆえにEUは崩 .....

市民政府論 ジョン・ロック

ジョン・ロック 光文社古典文庫

法律が無ければ自由は無い そもそも、政府が国民(臣民)に対して、指示命令を行い服従させることが正しいのか?その根源的な問いかけに対して、330年近くも前(統治論第2編=市民政府論の発刊は1690年)に明確な回答を与えたの .....

ノーベル賞経済学者の大罪

ディアドラ・N・マクロスキー ちくま学芸文庫

私と財務省OBの有地浩が、「人間経済科学研究所」(https://j-kk.org/)を発足したのは今年(2018年)の4月である。「すでに終わった」マルクス経済学はともかく、その他既存の経済学も、やたら数式を振り回して .....

徳の起源 他人を思いやる遺伝子

マット・リドレー翔泳社

    「利己的な遺伝子」(ドーキンスが主張するのと同じ意味)   私も含めた人類は「自分の利益を最大化するため」に行動する。これは決して間違いではありません。実際、自然淘汰というのはそれぞれの個体( .....

真説 アダム・スミス

ジェイムズ・バカン日経BP社

グラスゴー大学の道徳哲学の教授であり、当時は「道徳感情論」の方がはるかに有名であったアダム・スミスが「国富論」のような経済に関する画期的な書物を執筆したことは、現代人にとっては不可解です。 しかし、たった250年前のスミ .....

最新脳科学で読み解く「脳のしくみ」車のキーはなくすのに、なぜ車の運転は忘れないのか?

サンドラ・アーモット+サム・ワン 東洋経済新報社

「人間経済科学」において考察する「人間」の中心が「脳」にあることは否定できません。したがって「脳科学」は「人間経済科学」を構成する主たる要素の一つです。 特に本書は、生科学的な脳の機能の解説だけではなく、脳と人間の行動と .....

種の起源(下)

チャールズ・ダーウィン 光文社文庫

  人間の脳は最近ほとんど進化していない 下巻では進化(種)の中間的存在の生物が、化石として見つかるケースが少ないという批判に対して、<地層堆積の膨大な時間の中で生物が化石として保存されるケース(可能性)が少な .....

種の起源(上)

チャールズ・ダーウィン光文社古典新書

1859年出版ですから、今から160年ほど前のことになります。この年には、スエズ運河が起工(完成は1869年)され、同年に起こった太陽嵐において、リチャード・キャリントンが初めて太陽フレアを観測しています。 日本では、安 .....

神は妄想である 宗教との決別

リチャード・ドーキンス早川書房

    数十年前にドーキンスの「利己的な遺伝子」を読んだ時の衝撃は今でも覚えています。私の人生観・社会観に大きな影響を与えたのは間違いありません。 本書は「宗教」という社会的にアンタッチャブル(宗教を .....