図解雑学 よくわかる脳の仕組み
福永篤志監修ナツメ社
AI(人工知能)やエキスパートシステムのことを勉強し出すと、「やはりモデルとなっている人間の脳についてもう一度勉強しなおすべきだ」という思いに駆られ、読んでみました・・・ 2006年の発刊ですから、発達著し .....
バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第3回 ナンバーワン企業の人事制度=「終身雇用の実力主義」
終身雇用と年功序列はセットでは無い 私がいつも奇妙に感じるのは、マスコミを中心とする多くの人々が終身雇用と年功序列をセットで語り、まるで分かちがたく結びついていて切り離すことが出来ないもののように扱うことです。そんなこ .....
バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第2回 ナンバーワン企業には多くの共通項がある
子犬に老犬のトリックを教えることはできない 「子犬に老犬のトリックを教えることはできない」というのはバフェットの口癖です。彼が率いるバークシャー・ハサウェイに定年が無い(これまでの最高齢の現役は104歳)のも、ビジネス .....
ジェフ・べゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者
ブラッド・ストーン日経BP社
ビル・ゲイツやスティーブン・ジョブズをはじめとする起業家(ITに限らず・・・)は概ね、「ゲスの極み乙女」ならぬ「ゲスの極みおっさん」の場合が多いのですが、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスの場合も期待通り(ある .....
バフェットの投資戦略と企業経営
ロバート・P・マイルズ東洋経済新報社
バフェットファンによる、バフェットとバークシャーに関する解説書です。ファンといっても、並々ならぬファンで、しかもバフェットとバークシャーの本質をよく理解している人物(マスコミや世の中の多くの評論家はバフェットをよく理解し .....
IoTの衝撃 <Harvarad Business Review>
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部ダイヤモンド社
AOL共同創業者のスティーブ・ケース著「ザ・サード・ウェーブ」では、<第3の波>がやってきつつあることを強調していましたが、私も同感です。 1950年ごろからの(汎用)コンピュータの普及が第1の波、1990年代からのパー .....
ブラック・スワン(上)(下)
ナシ―ム・ニコラス・タレブダイヤモンド社
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスの愛読書であり、幹部たちにも読ませているということで読んでみましたが、期待をはるかに上回る内容でした! ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどの「俗物」の「ゲスの極みおっさん」と違って、ジェ .....
創業者・石橋正二郎 ブリヂストン経営の原点
小島直記新潮文庫
昭和53年9月にブリヂストン㈱から「私家版」として発行されたものに加筆して昭和61年4月に発行されました。そのためもあってか、「社史」的な色彩が強い内容ですが、自己顕示とかお飾りとは無縁で、「社史」であることが、かえって .....
ビッグデータと人工知能 可能性と罠を見極める
西垣 通中公新書
AI(人工知能)と言えば今大ブームで、近い将来ホワイトカラーの仕事の多くがAIにとって替わられるなどということが、まことしやかに語られます。 しかし、<人工知能>ではなく、<人造人間>はどうで .....
運は数学に任せなさい 確率・統計に学ぶ処世術
ジェフリー・S・ローゼンタール早川書房
「確率」の理論の多くは、人間の直感に反するものです。例えば、多くの数学者でさえ、その直感に騙され、理論を提唱した学者を感情的に猛攻撃した事例に次のようなものがあります。 A,B,Cの三つの箱があり、どれかに .....
トコトンやさしい下水道の本
高堂彰二日刊工業新聞社
ベルサイユ宮殿にトイレが無かったというのは有名な話ですが、どうやら王侯貴族用のおまるなどは準備されていたようです。ただ、使用人はもちろんのこと、訪問客用のトイレは無かったようで、おまるを持参するか階段の裏などの物陰で用を .....
毒と薬 大人のための図鑑
鈴木勉 監修新星出版社
米国のあるテレビドラマ(確か「メンタリスト」だったような・・・)で「歯磨き粉をチューブ2本飲ませて殺す」という話がありました。その話の中では、致死量はチューブ一本ですが、念のため2本飲ませたという設定です。 .....
ドラッカー 20世紀を生きて 私の履歴書
ピーター・ドラッカー日本経済新聞社
日本経済新聞の「私の履歴書」で27回にわたって連載された内容を本にまとめたものです。ドラッカーの著作の中には「傍観者の時代」という自伝的要素が強いものがあるのですが、その本と重複する部分がかなりあります。も .....
小倉昌男 経営学
小倉昌男日経BP社
ヤマト運輸創業者の小倉昌男氏は多くの日本人が知る超有名人ですが、本人が書いた文章はそれほど多くはありません。その中で、経営について語った極めて重要な資料です。 まず、小倉氏の経営論の根幹をなすのは「終身雇用の実力主義」で .....
倒れ行く巨像 IBMはなぜ凋落したのか
ロバート・クリンジリー祥伝社
ウォーレン・バフェットが保有するIBMの株式の3割を売却したと報道されてから、IBM関連の資料を色々と読み直しています。本書でも触れられているように、市場でのIBMへの信頼は「ウォーレン・バフェットが大量に .....
物流ビジネス最前線 ネット通販、宅配便、ラストマイルの攻防
斎藤実光文社新書
物流業界の現状をわかりやすくコンパクトにまとめています。また、米国の流通(宅配)業界と対比した内容も非常に良いと思います。 チャイナの宅配サービスが低レベルであることは予想できましたが、米国の宅配便サービスもかなり雑です .....
単身急増社会の希望
藤森克彦日本経済新聞社
タイトルに「希望」とあるように、テーマは主に高齢化・未婚化による<単身者急増社会>についてです。 少子高齢化全般については、過去「産業新潮」などのレポートでも執筆したように、世間が心配するほどの問題は発生し .....
イノベーションと起業家精神(ドラッカー名言集5)
P.F.ドラッカーダイヤモンド社
この本は、確か4回〜5回ほど読んでいると思います。同じ本を読んでも、その都度自分自身が成長するおかげで、新たな内容を学ぶことができる(特に名著)というわけです。 ドラッカーは、「マネジメント」を最初に体系づ .....
IoTを支える技術(あらゆるモノをつなぐ半導体の仕組み)
菊池正典サイエンス・アイ新書
AIやIoTなどと色々騒がれますが、AIを人間の脳に例えるとすれば、「もの」につながるセンサー部分は、人間の感覚器官に相当します。 そもそも、現在巷でAIと呼ばれているものは基本的に「エキスパートシステム」です。人間の脳 .....
脳はいかにして意識をつくるのか 脳の異常から心の謎に迫る
ゲオルク・ノルトフ白楊社
「心」は目で見ることができませんが、本当のところ存在するのでしょうか?それは「神は存在するのか?」というのと同じくらい議論を呼ぶテーマです。 本書では基本的に「心は存在しない」という立場をとっていますが、それでは今この文 .....